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クリニックと病棟看護師の違い

耳鼻咽喉科の看護師の仕事はクリニックと病棟で多少違ってきます。クリニックの看護師は、主に医師の介助が中心の仕事です。医療機器の準備や機会出し、診療のための検査など、医師の診察の補助をします。またネプライザーなどの使い方を患者に指導します。検査の誘導から説明、また採血や注射もクリニックの看護師の仕事です。他にも薬の発注や管理、医療機器の洗浄や管理も仕事の一つです。患者と係わる時間は少ないですが、細々とした指導など的確にこなしていかなければなりません。

耳鼻咽喉科病棟の看護師は、患者の援助が主な仕事になります。手術前の患者の生活援助や、手術の準備、また手術後の生活援助にリハビリも行います。また突発性難聴やメニエールの患者の場合は、病気によって起こるめまいやふらつきによる転倒に注意して、安全に入院生活がおくれるよう援助します。またがん患者も多く、化学療法をスムーズに進められるように、副作用などの介助をして日常生活を援助します。病棟に診療室がある場合は、診察時の介助も仕事に加わります。

どちらの耳鼻咽喉科も、日々の仕事の中で専門知識がつきます。医療機器の使い方でも、他の診療科にはないものや、検査の介助でもさまざまな検査があるので、違う分野の人と交流が出来、話を聞くことで専門の知識も広がります。勤める病院によって残業や夜勤の有り無しは異なりますが、急変や重病人が少ないので、気持ち的には楽だといえます。