仕事内容から知る必要なスキル・知識とは

耳鼻咽喉科は、耳や鼻や喉だけではなく、首の上から脳と眼以外の診療を行っています。耳鳴りがしたり、物をうまく飲み込めない、喉に違和感があったり痛い、鼻水が出たりめまいがするなど、普段生活をしていて身近に感じる症状ですが、その症状が出たときにかかるのが耳鼻咽喉科です。耳鼻咽喉科では、まず症状に合わせてさまざまな検査が行います。聞こえの程度を調べる聴覚機能検査や、補聴器を選ぶための補聴器適合検査、めまいの診断の場合は平衡機能検査で、鼻の中の粘膜を取って行うアレルギー検査などを行うこともあります。

耳や鼻や喉を電子内視鏡検査で検査することもあり、規模の大きな病院であれば電子内視鏡検査で観察しながら手術を実施します。専門の医療機器で検査や診療を行い、看護師は医師のサポートや指導を行いながら治療に携わります。耳鼻咽喉科の治療で代表的なのがネプライザーと呼ばれる吸引器であり、吸入薬を直接機関に届けることができ、効果も期待できる医療機器です。看護師はこれらの器具の扱い方など、患者に対して指導を行うため、しっかりと機器の使い方を理解することが求められます。また、きちんと管理をすることも看護師の仕事の一つです。

さらぶ検査を行う際にも患者に対し、きちんとした説明をしなければいけません。検査の内容をしっかり理解しておくことで、患者の不安を取り除き、スムーズに行える環境を整えます。このようなことから、耳鼻咽喉科の看護師には専門知識とコミュニケーション能力が必要になるといえるでしょう。